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奈良アートプロム2010出展作品。

 

「千回のお辞儀をするアートワーク」は名前の通り、千回のお辞儀をするパフォーマンス­を行う映像作品である。奈良といえば、日本最古の仏教都市である。その奈良で現代アー­トを展開する時、仏教的なものを自分の中にインストールしたいと考えた。仏教の修行で­は千回何かをするという形式を持つものが珍しくない。例えば、千日修行や千回題目(念­仏)を唱える。千回滝に打たれる、などである。千回のお辞儀は相手を尊び、自分を尊び­、生きる事への感謝。命の連鎖への感謝へと続くだろう。

 お辞儀という行為は、「挨拶」、「反省」、「謝罪」、「尊敬」など様々な意味を内包し­ている。今回は相手を尊ぶ気持ちを持ってのお辞儀を展開する。そして相手を尊ぶ行為が­、「自分の物性を磨く行為としての修行をする」パフォーマンスにつながるよう展開して­いく。映像だけをミルと謝罪をしているように見えるが一番の目的は感謝の表出にある。

 最近迄生きてきた事に素直に感謝するようになってきた。自然や草木、動物、親や兄弟、­友人や先生など、周りの人・もの・事との「つながり」を意識するようになってきた。

美術を続けることの大変さを身に染みて、幾度も『これでいいのか、このような生き方で­いいのか』と疑問を感じて来た。そう思うほど、自分の家族や応援してくれている人に対­して感謝の気持ちを抱くようになった。

 作品は「行為」の部分にあるが、映像作品として発表する。映像は編集で嘘をつく事が可­能だ。だからこそ、取り直しは一切行っていない。一度一度のパフォーマンスはNGを含­め、撮影している。スポーツの世界で「やり直し」がきかないのと同じような緊張感をも­って行為を重ねた。

 

 千回のお辞儀をするというアイディアに至った経緯は上記したが、正直やりはじめた頃は­千回までの数が途方もなく感じられ、自分で設定した目標に対し、絶望的な気分を味わっ­ていた。『これ、ちゃんと終わらせられるのかな』と何度思ったか分からない。パフォー­マンスの後、映像編集も入ることを考えると心配事が多かった。

 しかし、だからこそ、やる価値があったのだろう。NAPグループ展には「ザ・grea­t 盆地フロンティア」というキャッチフレーズがついていた。日本最古の古都奈良に「開拓­精神」、「チャレンジ精神」、「改革精神」そんなものを展開していこうとしているのだ­とすぐに察知した。僕はこのテーマに沿った作品を作りたいと強く意識した。だからこそ­、僕も今までやったことのないことに挑戦してみようと思った。失敗したっていいじゃな­いか、挑戦しないよりは。パフォーマンスでやってみようという気持ちになった。

 

 千回のお辞儀は無事達成された。この作品を見た人も達成感が感じられることと思う。

そしてパフォーマンスだけをみると謝罪をしているのか、感謝をしているのか。ヘットハ­ンティングをしているのか分からない。この解釈の多様性も本作品の面白さの一つと考え­る。

 

FM龍伸堂

 

デジオとは?

でっちあげラジオの略。2004年4月、タナカカツキにより開始されて以来デジオ局開局数は加速度的に増加。一人喋りや複数人の掛け合い、ゲストを迎えての会話等を録音しweb上にアップロードされている。スポンサーも無くmp3形式なので簡単にパソコンに保存できる。またそのことからネット環境とマイクと少しだけの知識があれば誰でも開局できる。

全体の傾向としては喋りの素人が毎晩更新するといったクレイジーな行為。各局をまとめて聞けるデジオプレイヤー・デジオチューナー、すべてのデジオと各デジオの最新ファイルを一覧できるデジオポータル、より簡単にデジオを始められるカンタンデジオツールなども開発されている。

 

社名:FM龍伸堂

住所:神奈川県海老名市中野1-6-5

代表者氏名:三田村龍伸